اَسَّلاَمُ عَلَيْكُمْ
アッサラーム アライクム
スイです♩
近年は、「奈井世ン」のニュースが多く流れて
きますが、皆さんシリアってどんな国かご存じですか?!
このシリーズは、過去旅の備忘録
【シリア/Syria編】となります。
よろしければ、ゆっくりしていってくださいませ♩
まずはシリアの場所は???
となりますね(*’ω’*)
周辺国を含めた地図
北部をトルコ、南東部をイラク、南部をヨルダンに
そして南西部を犬猿の仲であるイスラエルに
囲まれており、非常に地理的に難しい場所にあります。
シリア地図
有名な都市としては、
北部のアレッポ
中部のハマ
南部のダマスカス辺りでしょうか。
そして、未だに揉めに揉めている
ゴラン高原があります。
随分と日本から距離が離れていますよね。
そうなのです、本当に遠いです。
私が訪れた時は、トルコの国境の街(アンタクヤ)
から陸路(バス)で入りました。
わりと平和であった時代ですら
トルコ←→シリア国境間は常に通過出来る訳ではなく
情勢はかなり流動的でした。
海外バックパッカー達と情報共有しながら
国境が開くタイミングを(楽しみつつも)
虎視眈々と狙っていた感じでした。
シリアの現在の情勢
現時点のシリアの国や一般的な情報について、
少し見てみましょう。(2021年6月現在)
外務省海外安全ホームページによると
【レベル4:退避してください。
渡航は止めてください。(退避勧告)】
とされています。
シリアの位置は分からなくとも、ここ最近のニュース
で未だに「奈井世ン」状態である事、
多くの方々が亡くなり難民化せざるを得なかった事を
ご存じの方も多いことでしょう。
民主化運動への流れ(実は仕組まれたものかもしれない)
シリア「奈井世ン」のきっかけと言われた出来事は、
ジャスミン革命という民主化運動と言われています。
そのうねりが中東諸国へ波及しました。
2010年12月
■ジャスミン革命(チュニジア)
2011年頃
■アラブの春(エジプト・リビアで政権崩壊)
(その他にも、サウジアラビア・モロッコ・
イラク・アルジェリアでも活発化)
これらの波が、
2011年シリアにも波及することになります。
このシリアでの民主化運動の中心となったのが、
イスラム教スンニ派だと言われています。
【シーア派を主とするアサド政権政府軍
VS スンニ派を主とする反政府軍】
という構図で「奈井世ン」へ発展したと言われています。
2012年頃
■自由シリア軍からヌスラ戦線が独立
(ヌスラ戦線という過激派組織が結成され独立)
■シーア派の過激派組織であるヒズボラが参戦
■イスラム国の介入
(イラクで活動していたスンニ派の過激派組織)
2013年頃
■アサド政権政府軍 VS 自由シリア軍 VS イスラム国
の三つ巴の戦いとなる
国際的に非難を浴びているイスラム国が没落するが
政府軍を支持するロシアと反政府軍を支持するアメリカ
の対立が起こる
政府軍が化学兵器を使用したとされる
2017年頃
■政府軍が化学兵器を使用したとされる
2018年頃
■アメリカ軍撤退
現在まで
■アサド政権政府軍と反政府軍、
クルド人勢力やトルコ支援勢力
それぞれを支援するロシア・アメリカ・
イラン・イスラエルなど
宗教的・政治的な思惑が複雑に絡み合い現在に至る
簡単に流れを書いてみましたが、どうなんでしょう…
シリア国民が本当に気の毒です。
次回以降は、平和な時代であった頃の
シリアの写真をご紹介します。
مع السلامة
マアッサラーマ!
それでは、What was fun for you today?
スイがお送りいたしました♩
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